クラウドファンディングで資金を集めたコワーキングスペース特集【2019年】同じ目標を持った皆で作り上げるコワーキング!
当ページでは、クラウドファンディングで資金を集めた全国のコワーキングスペースについて紹介しています。最近はクラウドファンディングで資金を集める方法が一般的になってきました。まとまったお金がなくてもしっかりとした事業計画や目標があれば誰でも資金を集められる可能性があります。
これからコワーキングスペースを運営したいと考えている方は自己資金で始めるという方法とは別にクラウドファンディングという方法を検討してみても良いかもしれません。私自身もコワーキングスペースの運営を考えたことがありそのときは自己資金で行うつもりでした。ただ、今振り返ってみるとクラウドファンディングも悪くないなと思います。
クラウドファンディング丸わかりガイド
クラウドファンディングとは
クラウドファンディングとは、インターネットを通じて様々な人から資金を集める方法のことです。「Crowd(群衆)」と「Funding(資金調達)」を合わせた造語です。このように分解して考えるとイメージしやすいのではないかと思います。CampfireやA-portなどのクラウドファンディングサイトが台頭し一般ユーザーの方にも知られるようになりました。
画像引用元:https://www.yano.co.jp/
2018年12月に矢野経済研究所によって発表されたデータによると、2014年から2018年に掛けてクラウドファンディングの市場規模が10倍近くになっていることがわかります。2,000億円規模ということになります。
大きく伸びているのは融資型いわゆるソーシャルレンディングです。ただし、これはコワーキングスペースでの資金集めでは当てはまりません。コワーキングスペース運営における資金集めに活用されるのは購入型あるいは寄付型となります。次の項目でクラウドファンディングの種類についてまとめています。
クラウドファンディングの種類(サービス名)
- 購入型
- 寄付型
- 貸付型(ソーシャルレンディング)
- ファンド型
- 株式型
Readyfor、CAMPFIRE、Makuake、A-port、MotionGalley etc.
Readyfor Charity、ふるさとチョイス、Good Morning by CAMPFIRE etc.
SBIソーシャルレンディング、クラウドバンク、オーナーズブック
セキュリテ、Sony Bank GATE
エメラダ・エクイティ、FUNDINNO
クラウドファンディングを分類すると上記5つのものが挙げられます。コワーキングスペースの資金集めで最も活用されているのは購入型です。一般ユーザーから資金を提供してもらって、モノあるいはサービスをその対価としてお返しするスタイルです。コワーキングスペースであれば施設を利用できる回数券や施設で開催するセミナーの受講チケットをプレゼントするということが考えられます。
クラウドファンディングのメリット&デメリット
クラウドファンディングで資金を集める側からのメリットとデメリットを解説しています。資金を提供する側ではありません。
プロジェクトに賛同してくれる方達の協力を得られる
クラウドファンディングを利用する最大のメリットがインターネットを通じてプロジェクトに賛同してくれる方から資金を集められることにあります。特別な資格が必要なわけではありませんので、クラウドファンディング用のサイトを活用すれば今すぐにでも始めることが可能です。企業から資金を出してもらったり、銀行からお金を借りたりするのはハードルが高くなると思います。気軽にプロジェクトを始められるのは嬉しいですね。
ただし、気軽に行えるからといって適当なプロジェクト/企画では決して資金が集まることはありません。なぜなら気軽に行える=プロジェクトが多くなるからです。その中で賛同者を得られるために企画力が勝負となります。地域の活性化、他にはないコンセプトなど企画に時間を掛けましょう。
リターン分の利益をビジネスで作り出す必要がある
基本的にコワーキングスペースビジネスを始めるにあたって購入型を採用することがほとんどだと思います。つまり、対価を与える必要がありビジネスを行う上で対価分の利益を生み出さなければ事業が成り立たなくなってしまいます。
例えば、コワーキングスペースの月額利用料金を半額にするなど割引を設定すると通常見込めた収益より低くなり回収に時間が掛かってしまうことになります。コワーキングスペースの場合、限りあるスペースを貸し出すため何も考えずに割引をリターンにしてしまうと採算が合わなくなる可能性があるのです。
魅力的なリターンを提供すれば資金を集めやすくなるかもしれません。しかし、その後のことも考えて動かないとすぐにビジネスが立ち止まってしまうことになります。
クラウドファンディングで資金を集めたコワーキングスペース一覧
NEKTON藤沢(神奈川県)
藤沢駅前にあるコワーキングスペースです。2015年2月から2015年4月にクラウドファンディングを実施して2,000,000円ほどの資金を集めることに成功。リワードとして施設の1日利用券、1ヶ月使い放題チケットなど藤沢周辺でコワーキングスペースが欲しいと思っていた方には非常に魅力的でした。現在は同じようにクラウドファンディング大船店を出すなど新しい動きもあります。
ABCスペース(愛知県)
ブロガー、アフィリエイターとして有名なひとでさんとなかじさんによって企画されたプロジェクトです。ブロガー、アフィリエイターのためのコワーキングスペースです。仕事で関わっているライターさん、ディレクターさん、ASP担当者さんなども利用することが可能です。確かに閉ざされがちなこのような業種の方にとっては魅力的なプロジェクトだと思います。2019年2月から約2週間で目標金額210万円のおよそ2倍の420万円が集まりました。彼らは実績もあり、ファンも多いのでこのような目標金額を達成できたのでしょう。
参照記事:https://camp-fire.jp/projects/
MORINOMIYA RPG(大阪府)
大阪の森ノ宮市にあるコワーキングスペース/シェアオフィスです。施設名の通り「RPG」がコンセプトとなっていて非常に面白いです。目標金額100万円に対して140万円ほど集まって成功しました。施設内もこだわりが強く、草原エリア、荒野エリア、氷エリア、酒場などエリアごとにコンセプトがあります。一度は訪れてみたい施設ですね。
mocco(兵庫県)
兵庫県姫路市にあるコワーキングスペースです。2019年1月から2019年2月までのおよそ1ヶ月で目標金額100万円に対して180万円ほど集まりました。オシャレな施設で多くのクリエイターさんが集まっています。
クラウドファンディング実施中のプロジェクト一覧
2019年3月時点でクラウドファンディングで資金集めをしているプロジェクトをまとめています。随時更新していきます。
IDECOLABO(兵庫県)
兵庫県西宮市のコワーキングスペースオープンプロジェクトです。2019年3月3日にオープン予定だということです。リターンとして、コワーキングスペース貸し切り40%OFF、月会員オープン記念価格40%OFF、オープニング特別セミナー受講チケットなどが用意されています。
参照外部サイト:https://camp-fire.jp/projects/view/130825
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